普段は息を飲むようなスリルとサスペンスの洋画やドラマが好きです。でも今日は刺繍をしながらの「ながら見」なので、バックミュージック代わりに日本語の映画「日々是好日」を選びました。
お茶の世界の話かな? 主演の樹木希林さんの最後の作品でもあり黒木華さんが好きなので見ていたのですが、淡々と始まる序章、ながら見でなければ途中でやめてしまったかもしれません。
でもそのうち、面白くなり、後半では刺繍の手を止め、テレビの前で見入ってしまいました。
主人公の20歳から40代になるまで、お茶のお稽古を通して成長していく話です。
等身大の主人公が我が家の娘に似ていたのも心動かされましたが、何より映像が印象に残りました。お茶室から見える庭の景色 季節の移ろい、お茶をいれる所作、が音のない映像できれいに映し出されています。音のないきれいな映像に 水の音だけが聞こえ、静謐って言葉が浮かびました。
この映画はその後フランスでも上映されるようで、その時のポスターですが、題名を訳すと【永遠に見える庭】だそうです。
この題名にとっても納得しました。
(でもフランスの人がこの映画を見て面白いとおもうのかな?)
前評判も良かった古い映画なのでもう見た人が多いと思いますが、もしまだの人がいたら 良い邦画でお薦めです。ちなみに私はアマゾンプライムビデオで見ました(^^♪