カットワーク刺繍のドイリーです。
亡くなった母が残したもので、ハンカチの引き出しから偶然見つけました。
よく見ると、ひとつひとつが違った刺し方です。
カットワークのサンプラーになっていました。
カットワーク刺繍とは
布地を土台にしたレースのような物です。
ほつれないようにボダンホールステッチなどでかがった内側を切り抜き、糸を渡して様々な模様を作り出します。
白糸刺繍とも呼ばれ、布地を土台にした刺繍レースは カットワークのほかドロンワーク(布地の横糸や経糸を抜いてかがる手法)、ハーダンガー刺繍などいろいろあります。
長く刺繍を趣味として続けていた母は、たくさんの作品を残しています。
本当に刺繍が好きだったのですが、いつごろからか
「目が悪くなって、刺繍は無理ね。」
と言うようになり手仕事からは遠ざかり、かわりに俳句を始めていました。
そろそろ私も細かい刺繍は、手を出しにくくなりました。
このドイリーのように一本どりでの作業など、今でも到底無理です。
いつまでも手仕事をしていたいので、どうか、これ以上視力が衰えないようにと願っていますが、齢にはかなわないのでしょうね?