母の遺品を押し入れ奥から出してきたので、もうひとつ紹介させてください。
ブルーの刺繍糸一色で刺したバラの花のクロスステッチ。凝ったものではないところが「私はテーブルクロス、脇役です」と言っているようで、とても好きです。よく見るとシミだらけですが、なぜか愛着があり処分できずにいます。


次のは 捨てるつもりで切り裂いたものの、もったいなくなり保管しているピアノカバーです。こちらもずっと使い続けたもので、シミもあるし糸も擦り切れています。
なぜ、使えないのにとってあるかというと、ふと「これって、あと50年もしたらアンティークよね!」と思ったのです。
一般的に100年を過ぎるとアンティークと言われます。世界的な決まり事ではないようですが、アメリカの関税法では100年を経過したものはアンティークと定められ関税がかからないそうです。
ヨーロッパなどのアンティーク市では、使い込んだシミのついたリネンなどもアンティーク品として結構高い値段で取引きされていますよね。
もしかして、ここまで大事にとっていたので、この先も子供や孫が大事にしてくれていたら、価値のあるアンティーク品になるのでは?なんて思ったりしました。
私には母の思い出の詰まった品々だから取っておくことにも意味がありますが、次世代の人にとっては関心もなく 取っておく価値もないと思うかもしれませんが・・・
甘い妄想です。(-.-)