カンタ刺繍のトートバッグです。
カンタ刺繍【kantha】とは、インドの伝統的な手仕事で 刺し子のようなものです。
破れたサリーや古布を2枚重ねにしたり、つないだりしてステッチを施し 新たな布によみがえらせます。
布を大切に最後まで使い切る、日々の仕事の合間に女の人たちが自分たちのために作ってきた物です。
日本の刺し子と目的も方法も同じですよね。
それらが、やがて手芸としても受け継がれているのは素敵なことだと思います。
日本の刺し子と印象が違うのは、色彩が豊かで自由なところでしょうか?
今では、お土産物やファニシング用品となっているカンタ刺繍ですが、
アンティークのカンタは、手仕事満載、色彩や形も素朴で自由で、とても惹かれます。
写真を載せたいのですが、著作権などに違反するかもしれないので、参考にしたサイトのリンクを載せますので興味があれば、ご覧ください。
自由と愛情の刺し子「カンタ」をご存知ですか?【望月真理 カンタ展】 第1回 - 読み物 | 石見銀山 群言堂オンラインストア|公式サイト
そして、私も初めて作ってみました。
あ、ランニングステッチをすればいいのよね、と気軽に始めたのですが、そんなに簡単な作業ではありませんでした。
フランス刺繍は一つ一つ刺し終わった後、形が見えてきて、達成感もあるのですが、これは、ただひたすら運針、運針を続けていきます。
じっくりと取り組む気構えが必要な手芸ですね。(向いていないかも・・・・?)
裏表ともびっしり刺す予定でしたが、表面の途中で疲れて終わりにしました。
リバティーの花柄を使い、細かい刺し子 をした作品をどこかで見たことがあり、いつかリバティー生地でカンタ刺繍をしたいと思っていたのですが、気軽に取り組むのは危険だと思いました。
注)カンタ刺繍(*ラリーキルトとも言います。本来インドでは、生産地が違っていて それぞれ別のものらしいですが、日本では同じ物として扱われているようです)