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ハンドメイドDiary

文庫の時代小説が読みやすい理由がわかった!

ここ数年、私はヨーロッパのミステリーと日本の時代小説を交互に読んでいます。

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 最近は、特に北欧ミステリーが本も映画も面白く はまっています。(全体的に暗い印象なので、ミステリー好きの中でも好き嫌いが分かれそうですが・・)人物設定は綿密でその分話は長く、登場人物は聞きなれないカタカナ名で追いにくい、内容も結構ハードなものが多いので、読みにくいかもしれません。私も2,3冊読むと疲れてしまいます。

 そうなったら、日本の読みやすい時代小説でリラックスするのです。「〇〇・・でござる」なんてピュアな若侍が話すのを読んで、ああ、日本だー。リラックスして読むことができます。

 なぜ、時代小説だとこんなにリラックスして読めるのか?

文化も理解できているし登場人物の名前や地名も馴染んだものなのなので読みやすいという理由がありますが、その他にフォントの大きさがあると最近気づきました。(ちなみに読んでいるのは文庫本ばかりなので、文庫本に関してです。)

文庫本のフォント(活字)の大きさ

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 ね、本好きの人はとっくに知っている事かもしれませんが、同じ文庫本なのにこんなにフォントの大きさが違っています。ちなみに左は、創元推理文庫ミステリー、右は文春文庫の時代小説です。

 調べてみると文庫本のフォントはだんだん大きくなっているようです。そう言えば朝日新聞のフォントが大きくなってずいぶん紙面が読みやすくなったこともありました。

文庫の場合紙質が向上し、フォントや行間が大きくなりページ数が増えても厚みが同じに抑えられるようになったことも要因にあるようです。特にシニアに人気のある時代小説は標準規格より更に大きく読みやすくしてくれているみたいですね。アリガトウ(^^♪

   反対に海外ミステリーの場合は、ボリュームが大きいので上下2冊に収めるためにも、このフォントなのかもしれません。私は目を酷使した後の夜の読書は目がちらついて読めない時があります。"(-""-)"

 フォントのちょっとした大きさが読みやすさにこんなに影響するなんて、シニアあるあるでしょうか?

文庫本のサイズの違い

これは余談になりますが、私は文庫本カバーをよく作ってバザーに出したり販売もしていました。

 市販のカバーはかさばるものが多く、大きめです。ハンドメイドの良さだと思い、ちょうど良い大きさを作るのが好きで、今までだいたい300ページの文庫本がすっきり入る大きさで作っていたのですが、これまた最近になって、自分の作ったカバーに入らない文庫があるのに気が付いたのです。

 文庫本はA6サイズ(105㎝×148㎝)の規格ですが ぴったりに作ると入らない本がありました。どうも縦の長さは出版社によって若干違っているようです。今まで私のカバーを手にした人に申し訳なかったなと思っています。

 ピッタリもほどほどに、ある程度の余裕は必要なのだと改めて思い知らされました。😢