毎年紅葉を見に行く小諸懐古園で、見つけました。
樹齢500年の欅(ケヤキ)の大木の上についているマリモみたいな丸い物。
鳥の巣かとも思いましたが、青々とした葉が茂った緑色のまん丸い形、大きさも遠目ながら、かなり大きいようで鳥の巣とは違うみたい。
落葉した大木に点々とついた緑の丸い葉っぱの固まりは なんだかイラストや絵本に出てくる架空の木みたいでした。
肝心の紅葉より印象に残ったので、帰ってから調べてみるとどうやらヤドリギというものらしいです。
鳥の運んでくれた種が欅やサクラ、ナラ、主に落葉樹の枝について育つ、半寄生の常緑種だそうです。
高い場所にあったので、緑色の丸い固まりとしか肉眼では見えなかったのですが、調べてみると丸みを帯びた葉にたくさんの小さな実がついていてとてもかわいい植物でした。
クリスマスリースと言えば柊やポインセチアと思いがちですが、ヤドリギも昔からクリスマスのスワッグやリースにも使われていました。
普段は葉の生い茂った木々の中で隠れて見えないヤドリギが、宿主の落葉と共に姿を現すそうで、公園の木々の上にも見つけることができるらしいです。今まで気が付かなかったこのかわいいヤドリギの姿を、冬の公園でも見つけられたらいいなと 今年の冬は上を向いて散歩をすることにします (^^♪