大きな箪笥を断捨離することにしました。
そこで頭を悩ませているのがその中に入っている着物です。
いつか形を変えて蘇らせたい、と思いながら手つかずのまま何年たったのでしょうか?
もうこの先着物を着ることはないと見切りをつけた時点で、長襦袢や肌着の類は処分したのですが、その先がなかなか進みません。着物も写真と同様思い出とリンクしているので 手放すには勇気と決断が必要ですね。なかなかできません。
そこで 何か作れないかと思い、刺繍の帯を解体してみました。
明治生まれの祖母のではないかと思うので、あと数年すればアンティークの仲間入りができる帯です。
横道にそれますが、
アンティークとは
よく一般的に言われているのは、「100年以上前につくられたもの」
これにはもちろん根拠があります。
1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」という文面があり、そしてアンティークには関税がかからないことが明記されています。 そしてこの定義がWTO(世界貿易機関)でも採用されており、加盟国間では、この定義によって100年以上前に作られたものと証明されれば、関税がかからないことになっています。
もちろん日本もWTOに加盟しています。《西洋アンティーク鑑定試験協会Hpより》
という事だそうです。
でも臭いので洗ってみました。
ぬるま湯でそーっと押し洗いをしてみました。
その結果です。


縮みました~
裏側の糸はくしゃくしゃに
その上、金糸は白に変色しています。
後で、調べてみると刺繍帯は洗わずに使うらしいです。
陰干しで匂いが消えるとあるので、陰干ししてみましたが、匂いは消えず・・
もしかしたら黒い点々があるのはカビかもしれないとわかりました。
あきらめがついたので、この帯は処分することにします。
紬の着物や織の帯はリメイクできるかもしれないけれど、絹物の利用方法は思いつかないです。
メルカリで売れるかな????