ミシンのボビンに糸の代わりに刺繍糸を巻いて縫うと、手刺繍のラインステッチもどきが出来上がります。
話には聞いていたのですが、今まで試したことはありませんでした。
ボビンに刺繍糸を巻いて縫う、というヒントだけを頼りチャレンジしてみました。
最初にした準備
ミシンのボビンに刺繍糸を手巻きします。
使ったのは25番刺繍糸、そのまま(6本どり)の太さの物を巻きました。
ゴムシャーリングの時もゴムをボビンに巻いて使います。今回も同じぐらいの太さの刺繍糸なのでうまくいくと思います。あまり引っ張らずに、でもたるまないような力加減で巻きます。
糸調子を試してみる
初めてのことなので、糸調子を見るため試し縫いをしてみました。
ミシンは職業用ミシン、上糸は60番のミシン糸、ミシン針は11番の布帛用の針を使いました。
下糸の刺繍糸はさすがに太くてボビンから引っ張り出すのが大変でした。
- 試し縫い①は、下糸がきつい状態のままの糸調子で縫ってみました。下糸がきつくて直線です。刺繍でいうならコーチングステッチのようで、(これは、これで良いのかもしれませが・・・)
- ②と③は、ボビンのネジをゆるめて下糸である刺繍糸が無理なく出てくるように調節しました。ミシン目に近くなり、バックステッチやアウトラインステッチのように見えます。
②と③では、上糸の糸調子を変えてあります。
②の方が上糸をきつくし、③は少しゆるめです。
写真ではあまり違いがわかりにくですが、肉眼で見ると②の方が、ぽこぽこした感じが良く出ています。
- ④と⑤と⑥は、ミシン目の幅を変えてみました。2㎜、3㎜、4㎜
実際に縫ってみました
図案を裏側に移して、移した面を上にしてミシンステッチをします(裏側を上にしてミシンをかけます)実際は表になる面は見えないので様子がどうなっているのか心配でした。
ボビンに巻いた刺繍糸を使い切ったので、表に返してみてみました。
糸調子もまあまあいい感じにできています。ここまででボビン一つを使い切りました。
ボビンに巻ける刺繍糸は約2mです。
縫い始めと縫い終わりの刺繍糸は少し多めに残してあります。
裏側に出しておくと間違って縫い込んでしまうのでテープで止めるか、上糸側に引っ張り出しておくと良いと思います。
そして、こんな感じに↓ 出来上がりました。
アウトラインと言うよりは、バックステッチのようですね。
ミシンでするのは、ここまでにして、続きは明日 手刺繍を加えてポーチに仕上げていきます。(^^♪
追記:家庭用ミシンの水平釜では、できないことがわかりました。
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