菊芋の酢漬けです。
糖尿病の持病を持つ夫のために、よく作っています。
ある時、知り合いに夫の病気の話をしたところ
「菊芋を食べなさい。生のまま薄切りにして酢につけて食べなさい」と
菊芋信者のように菊芋が体に良いことを力説してくれました。
そうなのか、と半信半疑で調べて見ると、本当に体に良い食材のようで
それ以来 菊芋は、我が家の食卓によく並ぶようになりました。
菊芋とは
菊芋は、キク科ヒマワリ属の多年草で、北アメリカ原産で世界中に分布しています。
日本には、江戸時代後期に飼料用作物として導入されたのが始まりのようです。
9月から10月にかけて黄色い菊に似た花を咲かせます。
高さ2メートルにも育つ丈夫な外来種でなんと特定外来種として外来種データベースに載っていました。
秋に花を咲かせた後、生姜の形に似た塊茎(かいけい)を作ります。
※塊茎(かいけい)とは、地下茎の一部で、代表的な物はジャガイモやサツマイモです。
家畜の飼料からはじまり、戦時中は食糧難のため代用食として扱われたたそうですが、
今ではスーパーフードの健康食となっています。
なぜ菊芋はスーパーっフードと言われるのか
- 菊芋の成分はイヌリン、食物繊維、たんっぱくしつ、ミネラルなどです。芋ではありますが、デンプンをほとんど含んでいないのが特徴で、カロリーも他の芋類よりすくないです。
- 菊芋に多く含まれる繊維質のイヌリンは天然のインスリンと言われるように中性脂肪の大部分を占めるトリグリセリド濃度を下げる効果が確認されているので 脂肪肝や動脈硬化の予防が期待できます。
- 菊芋には、血圧の上昇を抑える作用がある「カリウム」が豊富に含まれています。100gあたりの含有量は、610mgです。塩分(ナトリウム)の摂り過ぎは、血圧が上がる原因ですが、カリウムは、ナトリウムの吸収を抑制し、排泄を促す作用があります。菊芋をはじめとしたカリウムが豊富な食品は、塩分の取りすぎを調整するのに役立ちます。
- 腸内環境を整える 菊芋には、整腸作用がある「食物繊維」が多く含まれています。100gあたりの含有量は、1.9gです。菊芋に含まれる食物繊維のなかでも、特徴的なのが「イヌリン」。腸内細菌のエサとなり、ビフィズス菌をはじめとした善玉菌を増やすことで、腸内環境を整える作用があります。
以上のような理由で
糖質制限をしている人、カロリー制限をしている人にはありがたい食材と言えます。
便秘や動脈硬化の予防にも良いようです。
ポリフェノールも含まれていて、アンチエイジングにも良いらしいですね(^^)/
以上こちらのサイトを参考にさせていただきました
<https://www.kuwakuwa.tv/kikuimo_kisochishiki/>
<https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kikuimo.htm>
菊芋の美味しい食べ方
なんといっても美味しいのは片栗粉を付けてかりっと揚げたり焼いたりして食べることです。
でも肝心のイヌリンが熱の作用で減ってしまうので、半分は生のまま酢漬けにします。
本当は酢につけるのが糖分もなくよいのですが、食べにくいのでうちでは甘酢につけています。慣れると美味しいです。
ただし、土の中には菌もいると思うので、生食するには安心できる所で購入するといいですね。
菊芋には紫と白の2種類ありますが、紫の芋の方が栄養価は高いようです。
まとめ
菊芋 昔は豚さんが食べていたものなのに時代が変わればスーパーフードと呼ばれるようになり、健康食材で商品化もされています。
面白いものですね。
娘の住む長野県では、この菊芋を長野特産として育てようとしているらしいです。
土を選ばずどこででも育つらしいので、お庭のある人は育てて見たらいかがでしょうか?繁殖力が強いので、そのあたりは 注意が必要かもしれませんが・・・・・
自分で作るのが、一番安心して生食で食べられますよね (^^)