手芸や手仕事の便利な道具はたくさんあります。
その中で 私にとって必須アイテムの便利道具を紹介したいと思います。
その一つ かんし(鉗子)です。
先端の細かいザギザのところで物をはさみ、手元のギザギザを合わせると、もう外れることなくしっかりつかむことができます。
『国語辞典によると』
はさみに似た形の金属性の医療器具。手術や治療のときに、器官や組織などを挟み、牽引 (けんいん) したり圧迫したりするのに用いる。・・・・
とありました。もとは医療器具なんですね。
私は昔釣り師の人に便利だよと、見せてもらい、感動!
「欲しい欲しい」と叫んでいたら、なんとくれました。ラッキーです(^^)/
それ以来私の大切な道具の一つになっています。
調べて分かったのですが、今は【手芸用かんし】として 売られていました。
私だけが使っていると思っていたのですが、みんな知っている物だったのですね。
私流の使い方です。
使い方 その1
指の入らない ちいさな物をひっくり返すときに使います。
角を四角にたたんで返すときにもこれを使うときれいに角を出すことができます。
使い方 その2
ゴム入れの時など、しっかり片方を押さえておくのに使います。ゴムがどんなにきつく伸びても外れることなくがんばってくれます。
使い方 その3
布地が硬くて針が通りきらないで指ぬきで通すことがあります。指ぬきの代わりに鉗子を使って針を引っ張り上げます。(最近指の力がなくなっているので、とても重宝しています)
使い方 その4
細い所に綿などを詰めるときにも便利です。
私の使い方を思いつくまま書いてみましたが、小さなものをしっかりつかみたい場面で、活躍します。
シニアあるあるでつまむ力の落ちてきた昨今、ますます大切な道具になっています。
利用方法は 手芸以外ではあまり思いつかないのですが、他のジャンルでも活躍の場はいろいろあるのではないでしょうか?
ちなみにこの道具をくれた 釣り師の人は、釣った小さな魚の釣り針を抜くのに使うそうです。
小さい魚の口は指が入らないので、鉗子を使って釣り針を抜いてからリリースするそうです。さずがプロですよね。どんな小さな釣り針や糸も残さず持ち帰り、リリースする魚たちにはダメージが少ないよう配慮しているそうです。