娘は家庭科以外で縫物とは全く無縁のひとですが、布地関連の企業に勤めています。
時々、仕事で必要なのか 「この縫い方は、なんて言うの?」「どうやって出来てるの?」
と 生地や縫製に関して聞いてきます。
先日は 「イカット柄ってどんなの?」と聞かれ 娘の質問を受けるようになってから、初めて答えられませんでした。
娘はすぐさまネットで調べ、「ほら、こんな柄だった」と得意げに教えてくれ
「お母さんでも知らない事あるんだね」と言われ・・ちょっとカチンときました。
(あなたには、言われたくない・・・・・・)
ちなみにこんな柄です。(写真をそのまま持ってくると著作権に触れそうなので、似たような絵を描きました)
ということで、イカット柄について、自分でもしらべてみました。
イカット柄とは
正確には、イカット柄ではなく イカット織で織り上げた生地のことを総称してイカット柄と言っているようです。
イカット織とは、日本の絣の事でした。
(絣は、柄に合わせて糸を先染して織り上げる織物で、久留米絣など日本にもいろいろな産地の絣が織られています。かすれたような模様が特徴です)
日本では絣と呼ばれている手法の織物は、東南アジアでは、イカット織と言われています。
東南アジアから南米など広範囲で織られている絣を広義でイカット織と呼んでいます。
インドネシア、マレー語の 【mengikat つなぐ】が語源なのでイカット織の起源はインドネシアと言われていますが、確かなことはわからないようです。
まとめ
イカット柄という特定の柄の決まりはなく、同じ織り方の手法で作られた生地のことを総称してイカット柄と言っています。
ので、それぞれの国や地方で、色や柄は多種多様にありました。
絣=イカット織(ikat)でした。