日がな一日 手仕事

ハンドメイドDiary

能楽鑑賞教室 国立能楽堂

国立能楽堂が主催している鑑賞教室としての能を見に行きました。

観賞教室とあって、始まる前には丁寧な説明付きで、内容も理解してから見たので飽きることなく楽しめました。座席の前にはタブレットが付いていて、セリフを映し出してくれているので、聞き取れないセリフも理解できます。チケットも3000円とお安いです。

学生さんの団体、後にはいびきをかいて寝ているおじさん、外国の人が休憩時間には立ち上がって動き回り写真を撮ったり、着物姿のご夫婦も ある意味堅苦しくなくて良かったです。

で、感想はというと

会場内の舞台にまずは圧倒されました。室内の舞台でも非日常な世界に入ったような気持ちになったので、これが暗闇の薪能などとなったら素敵だろうなと思いました。

音楽も良かったです。演じ方の独特のセリフ、床を打つ音、鼓や太鼓、笛、横に並んだ人たちの謡の響く合唱?、それらが一体となって小さな協奏曲のようでした。

そして、豪華な衣装、国立能楽堂に併設されている展示場には、能面や装束の展示があり、衣装や小道具も鑑賞できます。

正直、能楽は一度見たのでもうこれでいいかな?という気分ではあります。

自分には向いていないしまた来たいとは思えない、でもこの伝統芸能がずっと続いていってほしいと心から思いました。(勝手すぎますね💦)

この一つの舞台の中でも衣装を作る人、雅楽を演奏する人、演じる人、この舞台を建てた人、着付けの人、着物を着て見に来ている観客の人たち、まだまだたくさんの陰で支えている伝統文化の担い手がいるのだと思いました。大事にしたいです。