妹の友人に絵を描く人がいます。時々個展をしていて、おそらく絵で生計を立てているので、有名まではいかなくても プロの絵描きさんです。
その方が、パリでも個展をしていて、パリの方が絵が売れると言っていました。
日本では、作者の名前で絵を買う人が多いけど、パリの人たちは作品だけを見て、その絵が気に入れば買ってくれるからだそうです。
確かに投機目的で美術品を購入する人は多いですよね。
自分も昔 家を購入したお祝いに絵画を頂いたことがあります。箱書きがあり、絵にもサインがしてあったので、思わず美術年鑑で作者を調べました。(美術年鑑には1号いくらとの価格も記載されているので、おおよその価格も調べられます)
今思えばあさましい事だったと思います。
その当時は家のローンを抱え、膨らむ教育費や食費、お金に振り回されていたのですね。(笑) この絵は値上がりするかしら?なんてあさましい事を思ったわけです。
この年までくると、本当に好きな物や居心地の良さがなんであるか少しはわかってきたような気がするのですが・・・
↑ なかなかいい絵でしょう?
作者は一介のおばさんである妹、年老いた飼い猫の絵です。
溢れ出る猫への愛情が絵のうまい下手を越えて伝わり、訴えてくるものがあると思うのです。大好きな絵です。
ハンドメイドも好きなものを丁寧に作って、誰かの目にとまって、好きだわ~♡ と言われたら・・・・うれしいな・・・・