ビーズ刺繍のブローチを作るには いろいろな方法があります。
一番きれいに出来て代表的な方法は、リュネビル刺繍(オートクチュール刺繍)ではないかと思います。
オーガンジーなどの透ける生地に裏側から特殊な針を使ってビーズを刺していく方法で、フランス発祥のオートクチュール衣装の装飾に施される刺繍です。
本物はもっともっと豪華ですが、これは私が一日教室に行って作った初心者用のブローチです。👇(5cm ぐらいの小さい物です)
繊細で難しそうですが、専用の道具(刺繍台と専用クロシェ針)を使うと初めてでもそれなりに仕上がりました。
(でも道具が必要なことと、使う材料、糸やビーズが細かくて自分的には無理と判断してこれ一回だけで諦めましたが💦)
薄いオーガンジーに刺すので、仕上げは輪郭のビーズぎりぎりに土台布(オーガンジー)を切り落とし、裏側に革を貼ります。最後の仕上げが簡単でした。
興味のある方は下記のサイトをご覧ください。とても詳しく説明も載っています。
スパンコールなども本場フランスから仕入れたものを取り扱っていて、時々購入させてもらっています。
上記のリュネビル刺繍に勝るものはないと思うのですが、もう少し道具にこだわらず簡単にビーズ刺繍のブローチを作るにはどうしたら良いかと考えると、布に手刺しする方法です。
いろいろな布地で実験してみました。
◆左の薄い麻布の場合は目が粗かったので、輪郭がガタガタで上手く刺せませんでした。布目が粗かったので、もっと目の詰まった生地を使えば良かったのかもしれません。
◆それで次に、目の詰まったコットンに刺してみました(中央)。輪郭が少しガタガタしているのは技術の問題で、刺繍枠にしっかり張れば刺繍自体は刺しやすかったです。
ただ、布地に刺繍をすると最後に周りの布を織り込んでから裏処理をすることになります。ボンドで貼り付けただけでは剝れそうで不安、周りをブランケットステッチでかがってみました。この作業が針が通りにくくて結構大変でした。
正面側から見ると粗は見えないのですが、サイドがきれいじゃないです。(これも技術の問題かもしれませんが😅)
◆一番右側は、2mm厚のフェルトに刺しました。結果、これが一番きれいに作ることができました。針の通りも良く土台がしっかりしているので枠にはめなくても大丈夫です。1mm厚のフェルトやウールのフェルトでは柔らかすぎなので、2mm厚がいいです。
仕上げの裏処理はビーズを挟みながらのブランケットステッチ(ブリックステッチ)で仕上げます。
ステッチの説明は難しいので、
ブリックステッチで検索を👇こちらのサイトの説明わかりやすかったです。(^^♪
あれこれ方法を考えましたが、結論
【ビーズブローチを作るなら、2mm厚のフェルトに刺して、裏処理はブリックステッチで仕上げる。裏側の素材は人工皮革が良いと思うのですが、なければ合皮を使う】
でした。(^^♪